
本記事では、セゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンの貸付条件・優れた点・不満点・口コミなど知りたい情報を簡潔にまとめて紹介しています。
不動産担保ローンの貸付条件
まずは基本情報から見ていきましょう。
事業者向け不動産担保ローン | |
利率※ | 変動金利 2.90%~4.70%(2024年12月時点) 固定金利 4.5%~9.9% |
限度額 | 500万円~5億円 |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間・返済回数 | 5年~25年/60回~300回 |
対象者 | 法人・個人事業主 |
担保 | 不動産 |
連帯保証人 | 原則不要 (法人は、代表者の連帯保証が原則必要) |
公式HP | 株式会社セゾンファンデックス |
※実質年率は手数料などの費用を含めた数値は15.0%以内となります。
- 申込時満20歳以上70歳以下、完済時85歳未満の方
- 日本国籍または永住許可を有する方
基本的に全国エリアが申し込みの対象となっているようですが、一部対応できない地域もあるようです。
※事前に担保物件エリアチェックがあります。
会 社 概 要 | |
社名 | 株式会社セゾンファンデックス |
設立 | 1984年2月1日 |
資本金 | 45億9万8,000円 |
本社所在地 | 〒170-6037 東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60 37階 |
地図 |
株式会社セゾンファンデックス(SAISON FUNDEX CORPORATION)は、個人・法人向けに金融事業を手掛けている正規の金融会社です。
クレジットカード会社として世間的にも知名度が高い株式会社クレディセゾンの連結子会社と信頼感が高く、はじめての方でも安心して取引ができるでしょう。
なお、店舗は東京都の本社だけでなく「関西(大阪)」「九州(福岡)」にも営業所があります。
事業者向け不動産担保ローンの特徴

数多くある金融機関の中からどの不動産担保ローンを選び、申し込めばよいのでしょうか。
選択肢が数多くあり、迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで、この項では多くの方に注目されているセゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンの「優れた点」「不満感のある点」を解説します。
優れた点
こだわりたいポイントは様々。
同業他社と比較した強みを見比べて自身(自社)に効果の高いサービスか見極めましょう。
おすすめポイント
安心感がある
融資金額の幅が広い
金利タイプが2種類
抵当権の順位を問わない
詳しく紹介していきます。
安心感がある
株式会社セゾンファンデックスは大企業のグループ会社ならればの安心感があります。
実績も豊富なので不動産担保ローンの知識がない初めての方でも利用しやすいサービスといえます。
この業界には聞いたことのない名前の金融機関もありますが、ノンバンク系大手ならではの「レベルの高いサービス」「企業への信頼感」は、どの不動産担保ローンを申し込めばいいのかわからないときの大きなきっかけになるでしょう。
融資金額の幅が広い
ご利用限度額の審査に担保物件の価値が重要なウエートを占めていますが、セゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンは「500万円~5億円」の限度額と幅広く設定されています。
一般的な「ビジネスローン」と比べると、かなりの高限度額と言えますね。
ちょっとした仕入れ資金~まとまった金額が必要な方まで様々な業種の方におすすめです。
金利タイプが2種類
ノンバンク系の不動産担保ローンでは珍しく変動金利と固定金利が用意されています。
それぞれ特徴がありますが、同業他社よりも低金利で借りれる可能性があるので金利を重視する方は有力な選択肢となるでしょう。
ただし、金利タイプは審査により決定されます。利用者側で金利タイプを選ぶことはできません。
抵当権の順位を問わない
セゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンでは、担保権の順位が問われません。
親族が所有している不動産も担保にすることが可能な点や、第二順位抵当権以降でも審査を受けられるため、利用者にはメリットが大きいです。
このように銀行では難しいケースにも対応と柔軟な審査が期待できますので、事業資金を借りたい経営者にとっては重宝するローンでしょう。
困ったときに頼ってみてはいかがでしょうか。
※担保余力を重視した審査を受けられますが審査の結果、希望にそえない場合もあります。
不満感のある点
セゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンのマイナス面についても深く掘り下げていきます。
紹介するデメリットが自身の許容できるか範囲なのか判断してください。
マイナス面
事業主のみ対象
契約時に諸費用が発生する
提出する書類が多い
融資実行まで時間を要する
詳しく紹介していきます。
事業主のみ対象
本金融商品は不動産をお持ちでも、個人の方が利用することはできません。利用できるのは個人事業主、法人のみとなっています。
個人の利用に当たっては、株式会社セゾンファンデックスが提供している個人でも利用可能な他の商品を検討するか、競合他社のローンを検討しましょう。
契約時に諸費用が発生する
多くの諸費用が生じ無視できない位の大きな金額になります。コストを抑えたい方は紹介する諸費用を含めて、金利を考慮しておくことが重要になります。
契約時に下記の費用が発生します。
- 事務手数料(融資金額の1.65%以内)
- 来社で契約できない場合は、北海道・四国・九州44,000円、その他地域22,000円負担
※交通費も自己負担となります。 - 調査料(融資金額の0.55%以内)
- 収入印紙代相当額
- 登記費用(実費)
- 振込手数料(実費)
金融機関によって発生する金額は異なりますが、ご紹介したような費用が発生するため、負担がかかってしまうことを念頭に置いておく必要があります。
特に地方の方で、来店が難しい場合は手数料の負担に注意が必要です。
提出する書類が多い
手続きに必要な書類は種類が多く時間や手間をかけてしまうこともあるので、事前にしっかりと確認し準備しておきましょう。
本審査には下記の書類が必要になります。
【法人】
- 法人代表者の本人確認書類
- 法人代表者の住民票
- 法人代表者の収入証明書
- 商業登記簿謄本
- 決算報告書(直近2期分)、事業計画書
- 納税証明書
- 担保予定不動産のローン残高が確認できる書類
【個人事業主】
- 本人確認書類
- 住民票
- 収入通証明書
- 未納の税金がないことを確認できるもの
- 不動産のローン残高を確認できるもの
※上記で紹介した書類の他にも提出する書類が増えるケースもあります。
契約時には、法人・個人事業主共通で、
【実印・印鑑登録証明書(3ヵ月以内のものを2通)・銀行届出印・登記済権利証・登記識別情報通知書】
が必要になります。
融資実行まで時間を要する
仮審査は申し込み手続き完了後、最短で当日と早いのですが融資実行まで数日かかります。なぜなら、より詳細な不動産の調査が行われるため時間がかかるからです。
実際に振り込まれるまでは金融機関によって異なりますが、セゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンの利用を検討している方で早く着金して欲しい場合は日程に余裕を持って申し込みを行いましょう。
株式会社セゾンファンデックスの口コミ・評判
実際にサービスを利用した方の声を届けます。
クチコミやユーザーのリアルな声を重要視する方は参考にしてください。
公式HPでは「ご利用事例」が紹介されていますので合わせて見ておきましょう。
申し込み方法
- 店頭
- 電話
- WEB
希望の申し込み方法を選択してください。
WEB申し込みの流れ
事前に申し込みの流れを確認しておくことで、ストレスの少ないやり取りが可能になります。
申し込み
公式サイトの「お申込みフォーム」から事業者向け不動産担保ローンを選択して申し込み開始。
審査
スタッフが申し込み内容を確認後審査開始。仮審査は早くて当日に完了します。
正式な審査は必要書類の提出から最短3営業日で審査の回答となります。
契約
契約完了後、指定の口座へ振込(最短1週間)。
返済
公式HPに「返済シミュレーション」が用意されていますので試しておきましょう!
セゾンファンデックス 事業者向け不動産担保ローンの返済 | |
返済日 | 毎月4日に口座からの自動引落し |
返済期間・返済回数 | 5年~25年/60回~300回※ |
遅延損害金 | 年率20.00% |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
中途解約手数料 | 返済元金の3.0%以内 |
※変動金利の場合、返済期間が最長35年・420回となる場合もあります。
一部繰上返済手数料は無料!
余裕のある月に多く返済していくことも可能ですが、もし一括返済をする場合は、返済元金の3.0%以内の中途解約手数料が発生します。
一括返済ができる見込みがある方は費用コストも考えて契約するようにしましょう。
セゾンファンデックスの不動産担保ローン 総評
地方で不動産担保ローンを考えている場合は全国に対応していないケースが多く選択肢が限られるか断念せざるを得ないのが現実です。
セゾンファンデックスの事業者向け不動産担保ローンの対応地域は基本的に全国に対応していますので、価値観が合う法人・個人事業主の方は利用するときの候補となるでしょう。
ピンと来ない方は他社の不動産担保ローンもチェックしてみましょう。